自分の先祖の調べ方

自分の先祖を知りたいって思った際に最初にどうやって調べるかまとめたブログです。

登記所備付地図データのSimaplotでの閲覧方法

登記所備付地図データの閲覧方法は分かりづらかったのでこの記事でまとめてみました。今回紹介する内容は、Survey屋さんのSimaplotの使用しての閲覧となります。

 

①Survey屋さんのHPからSimaplotをダウンロード(下記赤枠箇所)し、PCにインストールします。

フリーソフトですので各自の判断でお願いします。

HP: 測量補助ツール Excel Simaplot (qcweb.jp)

Simaplot: 14条地図XMLを表示できます (qcweb.jp)

②PCでSimplot起動後、閲覧したい登記所備付地図データのXMLファイルを選択し、読み込むと下記のように表示されます。
※ファイルを探す際に地図XML(UTC8)またはすべてのファイルを選択してください。

③右上の地番表示にチェックを入れて拡大してみると下図のように地番を確認できます。

④背景ボタンを押して、マージしたい地図にチェックを入れると地図に地番を重ね合わせて表示することができます。横にある明度バーを調整することで、背景の地図を半透明にすることもできます、

※公共座標系ではなく、任意座標系で作成されている登記所備付地図データも含まれているようで、その場合は地図を重ね合わせても関係のない山奥の地図などが表示されるようです(例:福井県のガラガラ山付近)。

任意座標系の場合



⑤右側のコントローラー中段に位置するYahoo!地図やGoogle Mapボタンを押すと、登記所備付地図データで閲覧している箇所の座標に飛ぶことができます。

※公共座標系で作成されている地図データのみ。

⑥図上面積計測を押して、計測したい地番等の形を指定すると面積を任意で計測することもできます。

 

私も使い始めでやりながら覚えている感じなので、便利な機能があれば随時紹介していきたいと思います。

法務省 登記所備付地図データのダウンロード方法について

登記所備付地図データはG空間情報センターからダウンロードが可能です。

https://front.geospatial.jp

 

登記所備付地図データをダウンロードするにあたり、ユーザ登録が必要です。

ユーザ登録の方法およびデータダウンロードの方法は以下の通りです。

①G空間情報センターのユーザー登録(赤枠①)

②ユーザー登録後に赤枠②の箇所からログイン

G空間情報センター

③ユーザーログイン後は、ダウンロード特設サイトから欲しい地域を探します。

法務省登記所備付地図データ | (geospatial.jp)

 

④詳細のプルダウンリストにあるダウンロードをクリックし、利用規約を承諾すると該当地図データのダウンロードが開始されます。

※ログインしていないと「ダウンロード」は出てきません。

 

⑤ダウンロードしたファイルを解凍するとこのようになっています。

⑥地番に対応する地図ファイルを探すため、エクセル表を開きます。

エクセル表には地番と対応するファイルが入力されておりますが、小字までは記載されていないようです。また、地番も一部日付に文字化けしてしまっていたりします。

(おそらく1-1, 1-2って入力されていると思います)

 

法務省 登記所備付地図データの公開について

法務省保有する登記所備付地図データがG空間情報センターで2023年1月23日より公開されました。

https://front.geospatial.jp

特設サイト:法務省登記所備付地図データ | (geospatial.jp)

 

G空間情報センターからダウンロードできる登記所備付地図データはXMLファイルとなります。そのため、法務局に申請して貰える公図のような形で閲覧するには、プログラムや無料ソフトウェアを使って変換する必要があります。

デジタル庁では変換用のコードをGitHubで公開しています。

登記所備付地図データ(地図XML形式)変換コンバータの公開について|デジタル庁 (digital.go.jp)

 

私のようにプログラムを組めない、わからないという人はSurvey屋さんのHPで公開されているフリーソフトSimaplotで閲覧するのがおすすめです。

測量補助ツール Excel Simaplot (qcweb.jp)

G空間情報センターからダウンロードしたXMLファイルを変換し、公図と同じような形で閲覧することが可能です。さらに選択した箇所をYahoo地図やGoogle mapに飛べるのでいちいち探さなくていいのも便利です。

 

G空間情報センターからの登記所備付地図データのダウンロード方法やSimplotの簡単な使い方は次の記事で紹介したいと思います。

国立国会図書館デジタルコレクションの大幅アップデート!

国立国会図書館デジタルコレクションが2022年12月21日にリニューアルされました。

国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

今回のアップデートで全文検索可能な書籍が5万点から247万点に大幅に増えました!これにより先祖調査が大幅に捗ることが期待されます。

 

私も軽く調べただけで、今まで見つけられなかった高祖父の兄の写真や詳細記事、曾祖父の写真などが引っかかってくるようになりました。また、官報も全文検索可能なので、公務員や旧軍人の場合は、叙勲や異動に関する記事もピックアップされる可能性が高くなりました。

<検索箇所>

国立国会図書館デジタルコレクション

<検索結果>

山本五十六で検索

検索結果画面で検索ワード箇所が表示され、ページ数をクリックすると該当ページに飛べます。

該当書籍を開いて、右側タブの全文検索からも書籍内の検索が可能です

 

今回のアップデートでいろいろと新情報が見つかってきたのですが、情報が少なく調査が進まなかった先祖(同姓同名で可能性が高い人)を見つけられて、それに関連する古書も売っていることが判明!けど古書(大正時(+_+)代の旧海軍のアルバム)って高いし、本当に掲載されているのが先祖か確証を持てないから買うのを躊躇してます(150部くらいしか発行されていない希少本かつ公的機関にどこにも保管されていなさそうだからさらに悩む)(+_+)

 

【追記2023/1/24】

全文検索ができるようになりましたが、検索に引っかからないが実際には人名等が記載されていることがあります。OCRも完璧ではないので、全文検索でひっかからなくても諦めずに目で見て探せば見つかる可能性があります。

 

納税名鑑・衆議院議員選挙名簿

明治33年から大正14年までは衆議院選挙は25歳以上の直接国税15円以上納めている男子のみ選挙権が与えられていました。そのため、15円以上納税している人の名簿「納税名鑑」が作られていました。

先祖が大地主や商店を経営しており、15円以上納税されていればこの納税名鑑に載っているかと思います。現在、国立国会図書館デジタルコレクションでは、青森県秋田県新潟県等の納税名鑑を閲覧することができます。

 

青森県多額納税名鑑(昭和4年~12年):青森県多額納税名鑑 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

秋田名誉鑑(明治44年):秋田名誉鑑 : 一名・秋田県直接国税拾五円以上納税名鑑 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

秋田名誉鑑(大正元年):秋田名誉鑑 : 一名・秋田県直接国税拾五円以上納税名鑑 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

秋田県群議会、市町村議会議員名簿もあります。

秋田名誉鑑(大正4年):秋田名誉鑑 : 一名・秋田県直接国税拾五円以上納税名鑑.  第6回改正 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

秋田名誉鑑(大正9年):秋田名誉鑑 : 一名・秋田県直接国税拾円以上納税名鑑 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

新潟県所得納税名鑑(明治27年):新潟県所得納税名鑑 : 正確 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

衆議院議員選挙名簿:神奈川県(明治27年):衆議院議員選挙名簿 : 附・神奈川県多額納税者名簿. 神奈川県 第1区 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

東茨城郡(明治45年):東茨城郡衆議院議員選挙名簿 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

西茨城郡(明治45年):西茨城郡衆議院議員選挙名簿 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)