自分の先祖の調べ方

自分の先祖を知りたいって思った際に最初にどうやって調べるかまとめたブログです。

軍歴証明書の請求方法(その①)

第二次世界大戦等で軍人または工員として従軍、徴兵等されていた場合、軍歴証明書という形で証明書を発行してもらうことができます。

請求先は、当時の所属によって各都道府県または厚生労働省のどちらかに請求する必要があります。

ちなみに第二次世界大戦以前に軍人だった場合も請求は可能です(シベリア出兵時など)

 

【事前確認事項】

  1. 当時の所属先を確認する。
    旧陸軍か旧海軍か高等文官(官僚)であったかどうかによって請求先が異なります。
    従軍していた方や親戚にどこに所属していたのか確認しましょう。
    私の場合、親からは祖父が陸軍に徴兵されていたと聞いていましたが、最終的には海軍の工員であったと判明したこともあります。

  2. 費用はかかるのか?
    基本的には無料のところが多いかと思います。
    ただ、証明書発行に手数料を取る自治体もあるようですので、各都道府県のHPで確認してください。

  3. 請求するのに事前に準備が必要な書類は?(自治体によって異なります)
    ①最新の住民票
    ②本人確認書類のコピー(免許証など)
    ③調査対象者と請求者の関係がわかるもの(除籍謄本の原本)
    ④調査対象者の没年月日がわかるもの(除籍謄本の原本)
    ⑤調査対象者が除隊または戦没した際の本籍地の確認
    ※旧陸軍の資料は除隊また戦没した際の本籍地の自治体が管理しています。

  4. 当時の所属先がわからない場合は?
    親戚等から何も情報がない場合は、まずは旧陸軍資料を持っている各都道府県の担当者に確認してください。
    メールや電話で調査対象者の方の資料があるかどうか事前に調べてもらえることがあります。(北海道はメール、電話での事前調査依頼が可能)
    自治体で見つからなかった場合は、旧海軍、高級官僚であった可能性が高いので、厚生労働省に調査依頼をすることになります。

  5. 誰でも請求できるのか?
    請求は本人または三親等以内の親族と決めている自治体が多いようですが、自治体によってバラバラなので調査対象者の本籍の自治体HPを確認してください。
    厚生労働省の場合は特に規定されていないので、親族であることを証明できれば請求できるかと思います。

  6. 請求から証明書が送られてくるまでの日数は?
    調査の込み具合等によるので正直わかりません。
    早くて1週間から数カ月かかることを想定しておくといいかと思います。
    気長に待ちましょう。

  7. 軍歴証明書でわかることは?
    徴兵年月日や所属部隊、所属部隊の移動の流れや叙勲、階級が記載されています。
    第二次世界大戦等で一定年数従軍していた場合は、恩給を貰っているかと思いますが、恩給を受け取っていなかった場合は、あとから一括で貰えることもあるそうです。そのためにも一度確認しておくのもいいかと思います。

具体的な請求方法については次回ご紹介いたします。

P.S. そろそろネタが少なくなってきたのでどうしようかと悩み中です(笑)