軍歴証明書の請求方法について紹介します。
前の記事でも紹介した通り、軍歴証明書は各都道府県の担当部署または厚生労働省に照会する必要があります。照会先は以下の通りとなります。
- 旧陸軍軍人、軍属→終戦(戦没)当時の本籍地を管轄する都道府県の担当部署
- 旧海軍軍人、軍属→厚生労働省 社会援護局 援護・業務調査資料室
- 旧陸軍、海軍の高等文官、工員→厚生労働省 社会援護局 援護・業務調査資料室
【旧陸軍の場合の請求方法(北海道の場合)】
- 北海道庁HPの「軍歴証明書の交付について」へ移動する。
- 軍歴照会票をダウンロードして必要事項を入力する。
- 請求に必要な資料を用意し、申請書とともに郵送する。
<必要資料>
・申請者の身元確認書類のコピー(免許証など)
・調査対象者と関係が確認できる戸籍謄本等の写し
※調査対象者が三親等以内であることを証明できる必要があります。
・返信用封筒 - 郵送後、1週間~数か月後に軍歴証明書が送られてきます。
※各都道府県の請求先は、厚生労働省HPに載ってますので参考にしてください。
【厚生労働省(旧海軍、高等文官)への請求方法】
- 厚生労働省HPの「旧陸海軍から引き継がれた資料の写し等の申請について」へ移動。
- 旧軍人軍属の個人情報開示申請書(Excel)をダウンロードし、必要事項を入力する。
- 請求に必要な資料を用意し、申請書とともに郵送する。
<必要資料>
・申請者の身元確認書類のコピー(免許証など)
・開示申請する日前30日以内の住民票
・調査対象者と関係が確認できる戸籍(除籍謄本等の原本)
※除籍謄本等の原本は軍歴証明書とともに返送されてきます。 - 郵送後、数週間~数か月後に軍歴証明書が送られてきます。
※厚生労働省では電話等で調査対象者の資料があるかどうかの事前確認は実施しておりませんので、郵送して確認してもらう以外方法はありません。
軍歴証明書は提出する資料も多くなく、家系図を調べていれはすでに入手している資料で対応できるかと思いますので、興味があればお時間あるときにやってみるといいかと思います。所属部隊等の遍歴等も併せて確認すると、面白いかもしれません。
軍歴証明書の見方については次回照会致します。
また、太平洋戦争時の部隊の遍歴等の調べ方については、今後照会できればと思っています。